こまちさんの内部事情

不眠症に悩まされるこまちさんの内部事情

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私の両親は、見事なまでに性格が違う。
父は無口で無趣味、仕事一筋で、家事はほとんどできない。私には結構甘いけど、重要な場面で雷を落とす係。
母は明るくて、負けず嫌い。フルタイムで働いているときも、家事全般をこなしていた。私には温かくも厳しく接して、小言を言う係。

今年の秋が終わる頃、我が家は重大な局面を迎えた。
まず、年末には実家に引っ越す予定だった私が、うつ病を再発。休職して寝たきりの生活になった。
同じ頃、母が原因不明のめまいに悩まされるようになった。何軒もの病院にかかった結果、メニエール病及び自律神経失調症と診断され、仕事以外のことをすることが困難になり、寝込む日々が始まった。
母に病名が付いた頃、父は定年退職を間近に控え、有休消化の日々に突入した。
家事が覚束ないのんびり屋の父と、身体が思うように動かないせいもあり、手際の悪い父に向かって声を荒げてしまう母。ある日その現場に巻き込まれた私は、弱った母に怒鳴られる父を見ていたたまれなくなり、帰宅後、頓服薬を飲んで寝込む羽目になった。

母も私も、シャキシャキ動くタイプ。マイペースな父に対してイラついてしまう母の気持ちはよくわかる。しかし私の尊敬する父がダメ出しをされている現場は、うつ病真っ只中の私には見るのが辛い光景だった。

悩みに悩んで、親戚の中でいちばん仲良くしていただいている、母方の叔母に話を聞いてもらった。母と叔母は、よく連絡を取り合い、年に一度、二人で旅行に行くほど仲がいい。

叔母は言った。
「お母さんね、お父さんに甘えてるのよ」
ハッとした。そんなこと、考えてもみなかった。私が見る両親の姿といえば、小言を言う母と、生返事で聞き流す父。けれど、夫婦喧嘩をしているところは、一度も見たことがない(私に見せないようにしていたのかもしれないけれど)。そして母はいろいろ言っても、それを引きずることはしなかったし、父もそれをわかっているからこそ、生返事で聞き流していたのではないか。つまり私が見慣れた光景は、何十年も夫婦をやっている二人の、ある意味様式美。

両親はお見合い結婚。燃え上がるような気持ちはなかったかもしれないけれど、その分、強い信頼関係を築き上げていたのだ。私にはわかりにくい形で。

今日、二週間ぶりに実家へ行った。眠っている母の代わりに、父がキッチンの大掃除をしていた。細かいところまで完璧に。夕食の仕度のために起きてきた母は、ピカピカになったキッチンを見て喜び、感嘆の声をあげていた。母は何度も、父に感謝の言葉を伝えていた。

私の両親は、両親なりに良い夫婦関係を築いてきたようだ。
しかし人生経験の浅い娘には大変わかりづらいので、できればもう少しわかりやすい形で見せていただきたい。怖いから。
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